【朗らかな隠者】大石義樹
各地を転々とする冒険家の若者。
明るい青年ではあるが他者との交流は極めて淡白で、関わった者にとっては印象に残らない人物と映る。
一方、『モノの「縁」を絶つ』として魔術師界隈では有名。
魔術の才能は幼い頃から開眼しており、以前は面白目的で使っていたが、
「右手」と「左手」でその力の方向が異なると知らず、中学時代にある人の「縁」を絶った結果、巡り巡って自殺者を出してしまう。
自分の行いに責任があると不確かながらも感じ、失踪。人との付き合いを拒み、流浪の身となった。
石枝市には特に何の目的もなく訪れたが、
市の採掘場跡に転がっていた小聖板を発見、そこからサーヴァントを召喚し、聖板戦争参加者となる。
以降はその採掘場跡を拠点に、市の地形の調査から始めている。
■人物像
一人称:俺 二人称:あんた サーヴァント:ランサーさん
「未来とか運命だとか、そういったものをいちいち考えた事はないよ。
俺は、自分で決めたこの生き方に納得している――後悔が無いって言ったら嘘になるけどね」
大らかで分け隔てない朗らかさを持つ。物事を深く考えず、天然ボケな部分も多い。
人付き合いは下手ではないものの、自分の持つ魔術の事もあり、
他人と接触する・深く干渉するのを意図的に避けている。ベタベタくっついてくるような人は扱いに困るため苦手。
一方で自分に関しては重度の悲観主義。己の魔術を極めるまでは一所に留まる資格はないとして、無軌道に彷徨い続ける事を肯定している。
■戦闘スタイルと聖板戦争における方針
「絶縁」の能力に全てを賭ける。
相手の武装解除や戦力分断などのアシストを得意とする。
能力特性から、雷属性の攻撃には無敵。
また相手が重装備であればあるほど、簡単に引っぺがし無力化出来る分優位に立てるだろう。
相性が悪いのは視界の外から攻撃してくる敵、
或いは「絶縁」させられるものを持たない、例えるなら身体ごとぶつかってくる相手との肉弾戦では分が悪い。
護身術の心得があり、白兵戦もそこそここなすが護身の域を出ず、直接戦闘は不得手。
あまり積極的に戦線に介入する気は無く、生き残る事を優先して立ち回る。
サーヴァントとの連携も最低限に留めているが、協力は惜しまない。
聖板にかける願いは特にないが、今の能力の制御を上手く出来るようにはしたいとは思っている模様。
■サーヴァントとの関係
人の上に立つという事に不慣れなのもあり、基本放任主義。
近くに居ると心強いのと同時に、内心羨ましく感じている節がある。
■イラスト、小説の二次創作使用
どんどん使ってやってください。
「まぁ結局のところ、俺は逃げてるんだ。他人の悲しみからも、自分の弱さからも――
そんな俺に……今の生き方以外に、他にどう生きろって言うんだい?」
「俺は行くよ。――あんたに、良い縁があればいいな」