「さぁ主様、もう一度幕をあげようぞ――。
       役者は集いて、謳い、壊れ、潰れて、廻れ――。」

■詳細情報

人物像
魔術系統   : 黎宿耀五行仙精術
一人称     : 私
二人称     : あなた
身長       : 162cm
体重       : 45kg
スリーサイズ : 77-58-76
血液型     : A型
趣味       : 料理、裁縫
特技       : 速読、速記
大切なもの  : あの人が遺したモノすべて、母譲りの黒髪
好きなもの.  : あの人
苦手なもの  : ひとりの夜、嵐、毛虫
コンプレックス.: 孤独な自分
性格       : 自分を表に出せない内向的
二次創作   : ご自由にどうぞ

Extra
黎家はかつて大陸有数の魔術師の家系であった。
だが、彼女の誕生直後に先代の所業により没落。
一族は離散、迫害、あるいは討伐され細々とした貧しく苦しい生活を余儀なくされる。

そのような生活の中で出会ったのが先々代と親交のあった行商の一人息子の彼である。
彼との逢瀬は彼女の唯一の安らぎであった。
やがて彼の父が亡くなり、彼が家業を継ぐタイミングで駆け落ちのようにひとつとなった。
彼女の身分もあり籍を入れることは無かったが、
周囲の人々には彼女の過去を推し量れないほどの相愛であった。

――だが、そのような生活はわずか数ヶ月で終わりを迎える。

いつものように出かけた行商先での彼の訃報。
それは彼女の心を壊すには十分すぎた。

彼女はかつて己を苦しめた魔術に彼を求める、もう一度その声を、温もりを求めて
やがて、聖板に辿り着いた彼女が最期に知覚したのは
自らが呼び出した闇の顎に丸呑みにされる自分自身であった――

「――んっ、ふふっ・・・ これは良い。
希望、絶望、愛執、憎悪の入り混じった混沌――、実に妾に相応しい。」