外道教主(故):アレクサンドル・ガミドフ
邪悪な笑みを浮かべた黒衣の老人。
召喚したアーチャーの不興を買い、戦争に参加する前にこの世を去った。
略歴
某国に潜んでいたカルト教団『パグローム』の教祖にして教主。
元々は単なる黒魔術師の家系の生まれ。黒魔術師が持つべき冷酷さは持っていたが、与える苦痛を制限する理性に欠けていた。
昔、それが原因で家から追い出され、しかしめげずに辺境で教団を設立。悪魔崇拝の活動を行う。
しかし活動に際して魔術を用いていたこと、規模が大きくなりすぎたことなどが理由で教会と協会によって狩り出される。
必死になって僅かな側近とともに日本に逃れたところ石枝市に到着、小聖板を手に入れた。
喜び勇んだ彼が側近及びさらった住人を生贄にしてアーチャーを召喚。しかし彼女の不興を買ってしまい、結局戦争に参加する前に殺されることになった。
人物
生粋のサディストにして狂人。
本来黒魔術師は生贄の哀願に耳をかさない冷酷さと、他者を苦しめることの悦楽に溺れぬ理性が必要なのだが、彼は後者に欠けていた。
そのため、獲物を必要以上に苦しめて殺すなど、黒魔術師としての適正に疑問を持たれている。
ただし本人はそのことを苦に思ってはおらず、むしろ悪魔はその方が喜ぶのだと信じきっている。
語調などには長い間生きてきたことによる落ち着きなどは見られず、若いまま育ってしまっているような印象を受ける。
「悪魔はより邪悪なものを好むのじゃから、ワシのように獲物を徹底的に苦しめるのが良いはずなのじゃ。
だというのに、ハッ!何が必要なだけの苦痛じゃ、本国のアホどもめがッ!」
能力
生粋の裏方な黒魔術師。肉弾戦は無理。
儀式や生贄によって他者を呪ったり、邪悪な炎を操ることができる。
他人を苦しめるための知識には造詣が深く、拷問だのなんだのに関しては高い能力を持つ。
また、扇動能力が高いのか、それなりの人数の教団をまとめ上げる程度のことはできる。
行動指針
なし