【真実追う陰の一矢】時任紗矢
石枝在住のフリーター。バレッタで高く留めた髪と弦無しのメガネがトレードマーク。
江板市で勃発した「第二次聖板戦争」を戦い抜いたマスター・時任紗矢の「同一座標の存在」にあたる。
平行世界においての彼女は、戦いとは無縁の日々を送っていた。
しかしあちらの時間軸と同様、学生時代はイジメの被害を受け続けた上に、
信頼していた友人に突然目の前で自殺されるという出来事に遭い、深いトラウマを負っている。
また、その事件に前後して魔術に開眼している点もほぼ同じ。
ある日家に小聖板が届けられ、戦争参加者となった。
小聖板を手に取ると同時に、「平行世界の『時任紗矢』との“魂の同期”」が起こりかけ、記憶の一部が流れ込んでいる。
■人物像
一人称:私(読みは「あたし」) 二人称:あなた、あんた サーヴァント:特になし(不特定)
「何でいっつもこう、変な事に巻き込まれるのさ私はぁ……
……あーもう、分かったわよ! やってやろうじゃないの!! 上等だよコンチクショー!!!」
気まぐれの事なかれ主義として振る舞うが、根は真っ直ぐで一本気。
ドが付く不幸体質でトラブルに見舞われやすく、何かあると逆ギレしたりヤケッパチになったりとやや情緒不安定。
過去のトラウマから出しゃばるのが嫌い。目立つ人も苦手としている。
将来の夢は放送作家。現在は求職しながらフリーライターのアルバイトで小遣い稼ぎ中。
趣味は新商品のお菓子チェックとペットの豆柴の飼育。甘党。
■戦闘スタイルと聖板戦争における方針
己の魔術を最大限に生かした隠密行動+超感覚を自他に振り撒く事で戦局を操作する。
相手の攻撃を徹底的に避け続ける事でスタミナor魔力切れを誘発するのが主。
魔力を“拒絶”する事で対魔術は充分。超感覚により直線的な射撃にも対応可能。ただ周囲の空間を支配する術などには対処出来ない。
直接攻撃する術は持っておらず、自ら攻めるのはほぼ無理。戦闘訓練など受けていよう筈もなく、対マスターでは圧倒的不利。
超感覚に馴染む練習は積んでおり、身のこなしだけはやたら軽い。しかし運悪く何処かに当たると超痛い。そして運が悪い。
自分の力量を弁え、立ち回りは基本的に逃げのスタイル。寄らば避ける。寄らずとも避ける。あとはサーヴァントが作る道具頼み。
しかし「お遣い」と称してサーヴァントに無茶な戦闘を任され、結果として戦況を混乱させるケースも。
聖板への願いは、『もう一人の自分』が少しでも幸せに生きる事。自分の過去の問題は、出来るだけ自力で解決したいと思っている。
■サーヴァントとの関係
何かと無茶振りが多く、サーヴァントのパシリにされる事がしばしば。マスターなのに。
「一人前の魔術師にするため」とか何とか言われており、今一つ釈然としないが気にかけてもらっている事は理解している。
■イラスト、小説の二次創作使用
どんどん使ってやってください。
「そもそも一人前のーとか興味ないんですけど……コレってホントに私の為なの?
遠回りばっかりで伏線張るだけ張って風呂敷畳めなくなる――とか、そういう流れは嫌よ?」
「そりゃ、私だって怖いよ。怖いけど……
私は……もう、逃げたくない!! 戦いからも、自分の心からも……!」