「こっ、ころしあいぃ!?やっ、やだよっ!!」


■愛原勇太

県立石枝高校に通う、普通の高校三年生。
生まれもごく普通の一般家庭で、魔術やオカルトとは縁のない暮らしをしているが、
血筋には魔術師のものが混じっていたと思しく、ある日唐突に時間停止の能力に目覚める。
しかし、初めの内こそ浮かれたものの、しばらくすると能力の微妙な使い勝手の悪さ、
中途半端さに気づきはじめてしまい、結局他と大して変わり映えのしない日常へと逆戻りしていた。

三年に入り就活か大学進学かと皆が進路に悩みだす頃。

夏の夜、巨人と共に戦う少女と出会う。
何者かわからない『敵』の攻撃から、思わず彼は能力を使って少女を助けてしまったのであった。
そこから彼のわけのわからない戦いが始まった。



性格
気は優しいが優柔不断、イマイチしゃっきりしないどこにいても大して目立てないタイプ。
人一倍埋没しやすい凡人であるがゆえに、自分の隠された可能性に対して夢想すること
しばしばながら、そろそろ世界と自分の力関係が冷静に見えてきてしまうそんな年頃。
彼の場合、実際とんでもない能力を持っているにもかかわらず、実際社会に出るとなると
それを活かすことがあまりにも難しいということが諦観に拍車をかけている。
とは言え、それが原因でそう極端に悲観的になるほど地に足が着いていないわけでもなく、
こういう非現実的な要素を抱えながら現実的に進路のことに悩むほどなのはある
意味非凡とも言えなくもない。

余談だが、ルックスがどちらかというとかわいい部類に入るためか、
この種の性格の持ち主にしては意外と異性に対する気後れはない。

ちなみに、彼は当初No.7をその外見から年下(中学生)の少女と思っていたらしい。

方針(聖板戦争での立ち回り方)
彼にはサーヴァントはいない(少なくとも誰にも認識されていない)為、
自分もマスターであるとは思っていない。
というよりも、他人も彼をマスターであるとは認識しない(シナリオによっては実際マスターではない)。
従って、自分がマスターとして勝ち残る行動をとるのではなく、基本的にはNo.7を助ける(守る)為に
その行動を追おうとする。
勿論実際には足手まといでしかないとは自分でも思っているのだが(No.7もどっこいどっこいの
貧弱さなのであながちそうとも言い切れないが)、そうせずにはいられないのである。

戦闘スタイル(強み・弱点含む)
基本的に戦闘できない。
格闘技などの戦闘技能も無く、武装忌避なので武器も持っていない。
時間停止自体は強力だが殺傷力は完全に自分自身頼みなので戦うには一工夫二工夫がいる。

戦闘時相性の良い相手・悪い相手
能力の最大の強みは相手に察知されることなく移動〜隠れることが可能というところだと思われるが、
超常的な探知能力を持った相手であるとどう足掻いても発見されてしまうことになるので不利であろう。
というか、そもそも戦うこと自体が間違っている。

性格的に相性の良い相手・悪い相手
自身が即断即決を苦手とするため、押しの強いタイプや極端な行動派は苦手。

パートナーについてどう思っているか
自身がマスターであるとは思っていない(自分が主人公でないシナリオでは実際に違うこともある)。
聖板は所持しているはずだが無意識レベルで存在に気づいていない。
サーヴァントについても同様で、認識していない。

台詞の例
「はあー…超能力なんてあったって 実際役には立たないんだよなぁ」

「ほんと…なんで僕逃げないんだろうね 関係ないのに」

「笑えなければ無理に笑うことないよ でも いつまでも泣きたい気持ちでいることもない、と思う」