「俺の体に俺のモノはほとんど無い
 全て人から奪ったものさ!」


■アリアス・ヴァイヴァーモート

痩せぎすの全身に巨大な縫い目(傷痕)を幾条もつけ、多数の新しい傷には包帯巻、
その隙間から覗く両目にはケダモノの凶暴さを宿すという異様な風体の男。
元「彷徨海」所属の異端の魔術師。

己の力を強大にすることに病的な執着を持ち、野獣幻獣から他の魔術師に至るあらゆる生物を
外科的手段により自身に取り込む術式(わざ)を編み出すも、その手法と目指す方向性があまりにも
魔術師的でなく、且つ邪悪であるとして破門を受け逃走。
逆に魔術師狩りの殺し屋に職を変え、研究目的と実益を兼ねた猟奇殺人を繰り返す
犯罪者(ヴィラン)となった。

魔術師時代に聞きかじった聖板戦争が行われることを聞きつけ、聖板を入手できれば自身の強化に
大きく寄与するものと考えその奪取を目指す。



性格
粗暴で野卑、他人に対してはあからさまに見下した態度をとり、簡単に暴力に訴える迷惑な人物。
いわゆるDQN。

しかし当然ながら脳筋タイプの人種ではなく、悪知恵や狡猾さも人一倍に持ち合わせており、
暴力的な上に自分の利益の為には殆ど積極的にと言っていいほど他人の犠牲を厭わないなど、
ステロタイプなほどに悪漢的な行動をとる。

また、自分自身の強さ、価値性について強烈な自負と自己愛を抱えている一方、
人造生物に対して病的な差別意識、敵意を持っており、人造人間であるNo.7に対しことさら
憎悪をむき出しにする。

方針(聖板戦争での立ち回り方)
自分自身パーツ増設で強化が可能な能力なのに加えてサーヴァントもキャスターなので、
まずはひっそりと陣地を構えてキャスターの工房を充実させることを優先する。
森を拠点に選んでいるので、場合によってはビオトープの住人の一部をこっそり襲撃して
骸妖蛆の苗床としても良い。
一家族くらいを犠牲にして潜伏させておけば、いざとなればそこから町中に妖蛆をあふれさせて
大混乱の地獄絵図を作ることもできる。

戦闘スタイル(強み・弱点含む)
様々な生物の手足、咢、触手などを移植して全身に隠しており、戦闘時にはこれらを傷口から解放、
展開して使用する。
これらの器官は必ずしも移植元の生物のものをそのまま単純に接続したものではなく、
戦闘用に組織を増強したり、複数の生物のパーツを一つの器官に合成して使用したりしており、
現実には存在しえないような巨大な鈎爪や怪物めいた咢などといったものも備えている。
また、これらの器官を使用しなくとも通常の人間形態で使用できる手足の力も怪物化しており、
車を易々と破壊したりしてのける。
長大な触手や、体液を噴射する攻撃などによる遠隔攻撃も可能。

弱点は、どこまでもフィジカルな力に頼っているのでより純粋な魔術的作用を向けられると
意外に脆かったりする点。

戦闘時相性の良い相手・悪い相手
何だかんだ肉弾戦型なので、フィジカルな強さを無視できる呪術の類を相手にすることは避けたい。
逆に相手の準備を整えさせずに単純な殴り合いに持ち込めばたとえ人外の相手であっても
負ける目は薄い。

性格的に相性の良い相手・悪い相手
悪辣な上に対人態度も傲慢で人を寄せ付けないので、基本的に性格的に相性の良い相手などいない。
利害関係で一致すれば手を組むこともできないということは無いが、一時的なものである。
人造人間であるNo.7に対しては先述の通り嫌悪(憎悪)と軽蔑を顕わにする。

パートナーについてどう思っているか
手駒としての能力は評価し信頼しているが、そこに敬意や共感は無く、
人間としては滑稽な狂人として見下し嘲笑っている(実際出現しているキャスターがどこまで
人間なのか微妙に怪しいが)。

台詞の例
「くははははははぁ!オマエも俺の一部としてやるぜ!」

「まだだ…俺はまだまだ強くなる。無限に強大になってやる!」

(No.7に対して)
「生まれぞこないの紛い物が…所詮貴様らはカタワモノだと思い知らせてやるぜ!」