「…熱い…熱い…ねぇねぇお姉ちゃんにアイス買ってきてよ。」
          


【人物設定】

腐れ縁の元相棒が別の世界に行くと言い始めた。

全然私が言えたことじゃないけど前々から頭がおかしくなったと思っていたがついにここまでキてしまったか。

幻覚を見始める前にどこぞの施設に放り込もう。

お世話されるのは好きだがするのは嫌だ。

ごめんね、放り込んだらその後30分くらいは泣いてあげるから許してね。

「ぺん!ぺん!ぺんちきちっちー!」

アイツがキャラになりきって理解不能の言語を話す。

あーウザいんだけど?

どうやらアタシをどこかに連れて行きたいらしい。

「うん。乗ってあげよう、暇だし。」



・・・・・



そんな訳で手を引かれて街を歩いている訳だけど嫌でも注目を集める。

そりゃそうだよね。

だってペンギンの着ぐるみに手を引かれ歩くアタシはさながらN○Kのお歌のお姉さん。

道行く少年少女にウインクしてこう言うの。

「ストーブは点けたまま寝ようね☆」





・・・・・



はてさてやって着ました如何にもな怪しい廃小屋。

あーそういうプレイ?したいの?

お断りだよ?ベッドないよ?言っとくけどキミ着ぐるみずっと着っぱなしだから臭い凄いよ?

脱いだ時とか想像したくもないんだけど。





「ぺんぺんち!ぺんっぺっぺっぺんそん!」

アイツが指差す方向に見えるはこれまた如何にもな怪しい魔法陣。

あーにゃるほど、にゃるほど。

もう見慣れたね。

細部は違うんだろうけど私には分かる、サーヴァント召喚の魔法陣だ。





召喚?しろと?

おいおい三人目ですか。

サーヴァントが三人ですか。

何?三人でサーヴァルカンってか?

フォローザサンするの?キャッチザサンするの?

そういえば受肉して「私SHIBUYAガールになる!」って言って飛び立った火車ちゃん元気かな?

私がチケット渡した飛行機はロス行きなんだけどね。





「…という訳だ。理解したか?」

ゴメン全然聞いてなかった。

ちゅーかいきなり標準語話さないでよムカツク。

標準語に戻そうとするもうっかり語尾に「ぺん!」を付けてしまうくらいのお茶目は欲しいよね。





で、再度話を聞く私。

男に二言は無いって言うからアイツはもう女でいいよね。

うわ、想像したら吐きそう。

私女ボディビルって苦手。

でも魔術とかで性転換したら筋肉ダルマはバインバインのボインボインになったりするのかな?

あーでも元男にスタイル負けるようなら私ハートブレイクしてあなたを火ダルマにしちゃうかも。

「…という訳だ。理解したか?」

ゴメン全然聞いてなかった。







・・・・・



何やらこの魔法陣によって別の世界に行くと共にサーヴァントを召喚するというものらしい。

世界を越える力も魔法陣によって召喚される予定のサーヴァントの力の一端だとか。



いいね!

こんな面白い話乗らなきゃ女が廃る。



「OK!やったげよう!」

テンションアゲていざ魔法陣の中へ!

魔力を込めてレッツ世界移動!

ごめんね火車ちゃん。

お別れだね。

ロスでの生活は大変かもしれないけどサンダーキャッツが人気あるんだからファイヤーキャッツも大丈夫だよ!



・・・・・



目を覚ますと見知らぬ廃墟。

横には「先に戦場に行く。お前はお前の戦いをしろ。」と書置き。

こんなに可愛くてナイスバディな女の子を世紀末な汚い廃墟に放置とはいい性格してるよね本当に。

突っ込まれていないことを確認して安堵しつつ、そういえばここ数年の私はアイツに対して完全にツッコミ役に回ってることに悩む。

私…キャラ危なくない?

そう考えると涙が溢れそう、女の子だもん。

落ち着け…ヨガをして落ち着け…ヨガ、ヨガ。

うん、ヨガの第一歩としてまずはこの廃墟燃やしとこうかな。



・・・・・



なんでだろう?



燃やそうとしている私の身体がなぜこんなに熱いんだろう?

内側から焼けるような熱さだ。

燃やす側が燃えてどうするんだっての!

…もう何考えてるのか分からなくなってきたよ。

私もついに頭おかしくなっちゃった?

ああ神様、年齢に反して育ちきった豊満なボディをシルクのワンピースで隠した清楚系女子だった頃に戻して



駄目だ、熱い。

頭がくらくらするし、汗が止まらない。

私あの日は全身が寒くてしょうがなくなるタイプなんだけどこの状態で迎えたらどうなるかな。

極大消滅するのかな。



「おい」

What?こんなクソ熱い時に話しかけないでよもう…

「貴様が私のマスターとやらか?全く人間の分際で何がマスターか…」

ちっちゃくて可愛らしい…

実は妹欲しかったって設定後で加えとこう。

HEYHEY!作者ー!作者見てるかー?

うわ、でも耳四つある引くわ。

何?耳四つって?

それに何あの折れたら痛そうな尖がった耳。

そんな耳じゃお姉ちゃん膝枕で耳かきはしてあげられないね。ごめんね。

だからお姉ちゃんに膝枕で耳かきしてね。

最後のフーッは念入りにお願い。ね?



「おい!聞いているのか!」

ゴメン全然聞いてなかった。

「お前が私を召喚したマスターかと聞いている!」



あーあったね。そんな話。


【聖板戦争における方針】

聖板に興味はない。 基本家々を放火して回り、火の粉を払う必要がある状況になった時は戦闘する


【戦闘スタイル】

熱くて動きたくないのでサーヴァントに任せる。


【戦闘時の相性の良い相手・悪い相手】

相性の悪い相手しかいない。
極端に薄着なため、そういったことに耐性がない人間はドギマギしてしまうかもしれない。


【性格的に相性の良い相手・悪い相手】

両方とも特にいない。


【パートナーについて 】

可愛くて面白い娘で気に入っている。
ノリでお姉ちゃんを名乗っているが姉らしいことをするつもりはない。
サーヴァントの私服は彼女のコーディネートであるが、これが彼女が唯一した姉らしいことである。

あ、アイス買ってきて。


【イラスト・小説などの二次創作使用の可否】

いいですのよ(チラッ