真理を求める大魔術師:ヘルマン・略・デルプフェルト
ローブによって全身を隠した、長身の魔術師。
ビーチの地下に作られた拠点に潜み、策略を練り続けている。
略歴
800年以上の永きにわたり生き続けている、正真正銘の大魔術師。第三魔法に限りなく近い男。
元はドイツに続く魔術の大家の生まれ。妻の死と自身がほぼ永遠の命を手に入れてしまったことを機に家督を我が子に譲り、表向きは死んだことにして二つの方向から根源を目指すことにして、自身の研究を続けていた。
その後ひょんなことから日本に渡る機会があり、協会の網も薄いだろうと考えて移住。以来100年ほど日本に住んでいた。
そんなある時、彼が暇つぶしに街を歩いていて出会ってしまったのが、萌え。
デフォルメされた可愛い女の子が色々する様に惚れてしまった彼は「そうか、そうだったのか……萌えこそが根源だったのだ!」などとトチ狂ってしまい、溜め込んだ財産やらを使ってその手の文化にハマってしまう。挙句の果てに前回の聖板戦争で思いついた魔法少女型ゴーレム「聖板ちゃん」の製造・強化に貴重な素材や霊装を大量につぎこむ有り様。
いつしか彼のサークルは有名になり、子孫に行状がバレ、魔術協会にも見つかり、にっちもさっちもいかなくなってしまった彼は聖板ちゃんのもつ聖板の力を使って平行世界に逃げ出した。
しかし逃げ出した結果財産はなし、霊装や素材もほとんどなし、サークルの実績もなし。あるのは聖板ちゃんとメイドさんだけという状態に。仕方なく、適当に歩いて見つけた砂浜を魔術で掘り返し、地下に秘密基地を建造。聖板ちゃんに小聖板が配られたことを機に、かつての栄光に満ちたオタクライフを取り戻すために参戦した。
人物
基本的に軽いノリで生きているが、内心も軽い。コンピュータじみた超頭脳の大半は同人誌とかゲームとかアニメとかフィギュアとかそんな感じのものでうめつくされている。
一応真面目になる時は真面目になるが、そもそも非常に高い能力を持っているため常に余裕があり、めったに真面目な様子を取ることがない。
今でも根源は目指しているし魔術に関しては非常に真剣に取り組んでいるのだが、魔術研究は秘するものなのでやっぱりその様子を見ることはできない。
常にローブとフードで身を隠しているため、素顔はほとんど晒さない。これらの服は霊装であり、外から見た時の怪しさをほぼゼロにすると同時に、内部を清潔かつ快適に保っている。これさえ着てれば町中だろうが南極だろうがサハラ砂漠だろうが余裕。通報もされないし熱中症にもならない。
能力
作ったゴーレムや身体強化の魔術、その他様々な魔術を自在に組み合わせて戦う。修めている魔術のほとんどにおいて時計塔の講師として十分な腕前を持つ万能の魔術師で、対応できない状況は少ない。対魔力とか対魔力とか対魔力以外は。
人形師としての経験(?)を活かしてフィギュア作りも行っている。彼の机においてある萌えフィギュアの数々は、実は原作の声優と同じ声で喋ったりする生き人形の一種らしい。
行動指針
ほしずなビーチに作られた地下秘密基地に引きこもり、趣味でフィギュア作ったり朝子に無茶ぶりしたりして気ままに過ごしている。