石枝市の隅で、一人何でも屋を営む女性。
宣伝広告も碌にしていないため活動は地味であるものの、迅速かつ丁寧な仕事ぶりで周辺住民達から信頼を得てきている。
受ける内容は主に家事手伝いがメインだが、犯罪以外なら荒事も含めて大体何でもするし出来る、とは本人の弁。

自分自身に関する殆どの記憶が無く、
何故この町でこの商売をしているのか、それすらも分からないと言う。
だが、石枝市で起こる聖板戦争の参加者達と交流を重ねるうち、無いはずの記憶の混濁が起こり始めている。
中でも、ある人物に対しては不思議な既視感があるらしいが……。

 ……

正体は、第二次聖板戦争に参戦したアーチャーのサーヴァント「巴御前」。
戦争後は小聖板に集められた僅かな魂を用いて、不完全ながら受肉を果たしていた。
しかしサーヴァントだった彼女が何故一般人として石枝に存在しているのか、
過去の記憶を持たない今の彼女から伺い知る事は出来ない。





■人物像


一人称:私 二人称:あなた

「どうして私は此処に居るのか……何も記憶にない。
 ――でも、こういう時……私はきっと、こうして闘ってきたんだと思う」


真っ直ぐで一途。覇気に満ち面倒見のいい、いわゆる体育会系女子。
やや血の気が多く、好戦的な面が強い。礼節を欠く行動にはよくキレる。
自己犠牲の精神にはどうにも敏感で、見ていて複雑な気持ちになるとか。



■聖板戦争における方針


基本的に己の業務を全うしており、自ら戦争に介入する事はない。
しかし戦闘に巻き込まれている者がいれば積極的に救護に向かう。

戦いとなれば剛腕にモノを言わせた格闘術による制圧を試み、直接戦闘であれば簡単に負ける事はない。
しかしそのパワーで周囲のモノを薙ぎ倒し、逆に被害を拡大させる事も……。
なお、サーヴァントとしての力は現在殆どなく、肉体的にも「一般人としてはデタラメに強い」程度。

大石義樹、時任紗矢の2人には初対面の時から特別な感情を抱いており、以降も奇妙な縁がある事から無償で力を貸す。
頼まれれば格闘技のレクチャーなんかもする模様。



■イラスト、小説の二次創作使用


どんどん使ってやってください。



「さーて、今日も張り切っていきましょうか!
 ……こうして動いているのが、何だか私らしいって気がするのよ」

「『最後に』なんて言わない……
 絶対、護り通してみせるから――『最期まで』」