吸血鬼
夜の貴族などとも呼ばれる有名な怪物。
人間の血液を奪うことで永遠にその命を永らえる。
人間と吸血鬼の争いの歴史は古く、特に西方キリスト教会は
その教義に盗血の禁止を掲げていることもありその成立の初期から熾烈な闘争を繰り返してきた。
しかし、数で大いに勝る人間側の組織的な攻勢により、吸血鬼は次第に僻地へと
追いやられていくこととなった。
殊に大きかったのが、対吸血鬼の急先鋒となっていた教会が何代もの時を費やし
吸血鬼の血統を綿密に調べ上げ、その能力と弱点との詳細な研究記録を作成したことであった。
暴かれた神秘は既に神秘とは呼べない。
英知の前に力は単に力でしかなくなったのである。
追い詰められていった吸血鬼を、しかし教会側も敢えて殲滅はしなかった。
教会は吸血鬼に吸血の禁止とカトリック教会への帰順を要求し、従えば特殊な疾病を抱えた人間として
彼らを取り扱うことにしたのである(吸血を原則禁止するということはいずれ吸血鬼に飢え死にを
要求することであるが、これによって彼らの不死性を剥奪するものと見做した)。
現在、すべての吸血鬼は出生(?)と同時に教会(もしくは認められるその他の宗教団体)への
血統の登録を義務付けられており、これを拒否するものが所謂「吸血鬼」として討伐の対象とされる。
登録しているものは緩やかに(人間と比べればはるかにゆっくりである)死んでいくことになるが、
一部のものは登録を拒む吸血鬼やその他の異形の者共と戦う戦力として
限定的な吸血を認められることもあり、レアの一族もそのひとつである。
突発的な新たな真祖の発生=新しい血統の発生は稀なことではあるが現在でも
有り得ないことでは無いため、このような事態に対しては教会は非常に神経質に目を光らせている。
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性格
生まれが一般社会上の意味でも貴族であるせいか、どこか抜けた、
というか世間並みの感覚から外れたところがあるお嬢様。
実際には長年世間をうろついていて色々な経験や知識を蓄積しているはずなのだが、
あんまり世間ずれした感じはしない。
プライドの高いところもあるにはあるが、割と素直な性格の故かあまり高慢さで
反感を買うことは無いようである。
パオロに対してはかなり一途且つ積極的で頻繁にスキンシップを図ったり迫ったりしているようだが、
パオロの方の性格の問題でなかなか関係に至れない。
基本的には「やっぱり男の人の方から奪いに来てほしい」らしい。
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方針(聖板戦争での立ち回り方)
パオロの仕事の内容については聞いてはいるもののあまり細かい内容についてまでは
気にしていないので、基本的にはボディガード役のように付き従いつつ、
お使いなどを頼まれればやる、と言った感じ。
たまに役に立とうと思って勇み足を踏むことも無いとは言い切れない(何
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戦闘スタイル(強み・弱点含む)
格闘技や戦闘技術についてはあまり高いレベルで身に着いてはいないのだが、
身体能力の高さは同類の中でも極めて高い方に入っており、本能に基づいた獣のような動きで
他を圧倒することができる。
一応家の教育で魔術も身に着けているが、基本的にはこれにはあまり頼らず、
身体能力と吸血鬼として身についている特殊能力(スキル欄に紹介したもの以外にもいろいろとある)
によって戦おうとする傾向がある。
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戦闘時相性の良い相手・悪い相手
基本的に普通の攻撃に対しては耐性があり、ダメージを受けても回復する能力もあるので
吸血鬼用の対策を取っている相手でなければ倒すことは難しい。
逆に、教会関係者などには弱点なども知れ渡っているのでいろいろ厳しい。
一応家柄含め彼女自身は教会から認可を受けている退魔師でもあるので
あまり争う必要はないのだが。
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性格的に相性の良い相手・悪い相手
こちらの問題というより、あちらの問題で吸血鬼に対して差別もしくは悪感情を持たれることが多い。
あたりまえだが彼女の方でもそうした相手にはうんざりしており、遭遇すれば(こちらから
攻撃したりするわけではないが)かなり機嫌を悪くする。
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パートナーについてどう思っているか
はっきりと「好き」。
どうやら一目惚れというやつだった模様。
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台詞の例
「パオロー、今日はどこ行くのー?」
(狩りに来る相手に対して)
「ったくもーいい加減オトナの対応っての覚えなさいよねー
私こう見えても堅気なんだからさー」
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