聖板は語る―――

 

 

 

偽りし者と解き放てと―――

 

プログラムエラーによりcodeSummonが常時起動状態になっており、常にサーヴァントとディサーヴァントを

出し続ける事になる。これを止めるには大聖板を破壊するしかない・・・

 

迫り来る者に制裁を―――

 

防衛手段が起動しており大聖板が召喚したサーヴァントとディサーヴァント以外の生物が近付けば容赦なく

殲滅する様にプログラムされている。誰一人、大聖板に触れさせない為に・・・

 

英霊に処罰を―――

 

マスター側に居るサーヴァントが脅威と思ったのか大聖板そのシステムを利用して彼らの切り札である“宝具”そしてスキル

を封印した。意思が無い筈の大聖板がこの様な判断を出せたのか、まるで大聖板に“意思”があるかのように・・・

 

世界を喰らえと―――

 

大聖板の根幹は地底を張り進み世界各地に大聖板を出現させ新たな拠点としそこにある生命を吸い尽くし、やがて

世界は混沌の世界へ変わるだろう・・・

 

世界に絶望を―――

 

このプログラムを生み出した者は誰か・・・製作者であるイデア自身なのか・・・それとも世界に蔓延る“悪”の体言なのだろうか・・・

それとも・・・・この聖板戦争で起こった様々な物語を傍観していた聖板の意思が出した答えなのだろうか・・・・

 

それは誰にも分からない―――