偉大なる狂獣:スー

 羽と鱗を持つ、長身で野獣のような雰囲気の女性。
 特に聖板戦争に興味が無いようで、日がな一日ごろ寝している。


略歴

 七篠天使によって召喚された、狂戦士のクラスのサーヴァント。
 マスターの献身もあって大人しく、いざとなれば戦うにしてもあまりやる気があるようには見えない。


 遡ることおよそ6500万年、人は愚か神さえも存在しなかったその自然のみの時代に生息していた巨大生物――恐竜。
 その恐竜の中において最大級の体躯と戦闘性を兼ね備えた肉食恐竜、ティラノサウルス。 全長にしておよそ13m、体重は4トン。巨大な頭部に強靭な尾、頑健な後肢に小さくとも強靭な前肢を持つ、堂々たる肉食獣である。
 彼女はその中でも最も人類にその姿を知られる個体。 スーと名付けられたその化石は、その完全さと大きさなどから大きく話題になり、此度はティラノサウルスの代表存在として出てくることになった。
要するに彼女はそのスーである。


人物

 羽や鱗が生えた長身の女性。服飾品のたぐいは付けておらず、常に全裸。爬虫類だからセーフ。
 狂っていると言うよりは本能に忠実な生き方をしており、お腹いっぱいだと大人しいのはそのせい。むしろサーヴァントとして呼ばれているためこれでも本来より理性的らしい。
 言葉を介さなければ意思疎通が可能で、現状ではマスター以外とはできていない。彼女的には群れの仲間認定されたマスターはやや大切。 まあ彼女は群れの長であるため、マスターの言うことを聞くかというとそんなことはないのだが。

 好きなものは肉。あと肉をくれるマスター。嫌いなものは敵と野菜。


能力

 戦闘手段は肉弾戦のみ。殴る蹴る噛み付く。尻尾は意外と硬いらしく、武器には向かない。あと腕力が200キロ程度と弱いので、基本的に蹴りか噛み付きが武器である。
 宝具によって大抵のサーヴァントに対して絶対的な有利を持てる。そのため基本的な戦術としては相手の攻撃を無視して突撃し、踏み潰すか噛み殺すかする。
 ただし戦闘中にマスターを守るような思考は無いので、マスター狙いにはすごく弱い。


行動指針

 お腹がいっぱいなら昼日中は寝てる。おなかが空くか夜になるとその辺をうろつく。
 ぶっちゃけマスターの言うことなんかろくすっぽ聞きやしないので、マスターとしても扱いに困ること請け合い。