「君が王へと至るのか、それとも届かず途中で堕ちるのか。いずれにせよ僕は最後まで見届け、記録しよう。」
実際のところ、彼は召喚されることを望んではいなかった。彼が呼び出された時点でろくでもない事態が起こることが確定するから。
主人が波乱に満ちた生涯を送ることになるから。数多の死を綴る事になるから。ゆえに自死することで運命を変えようと思った。平穏な世界が続くことを願った。
しかし、世界はそれを許さない。彼がいようといまいと世界の変革は近いのだから。
元より彼の主は世界の趨勢に大きくかかわる強い因果を背負っていたのだから。
主はどうやら善性の人間であるらしい。ゆえに王になったとしてもましな世界にはなるだろう。
ゆえに彼は綴る、いずれ王へ至る男の物語を。
■人物像
一人称:僕 二人称:貴方 マスター:君 その他:
外見は見目麗しい少年であり、幼さゆえか侮られることも多い。しかし、その様な不遜な輩は内心を抉るような言葉で凹まされる事になる。
これまでにさまざまな歴史の転換点において、多数の悲劇を目撃した経験から、きわめて悲観的な人格になっている。
それ故に悲劇を覆しうる主に対して期待しているのかもしれない。
■戦闘スタイルと聖板戦争における方針
全面的にマスターを信用しており、その指示に従う。
ただし自身に直接的な戦闘力がまったくないため、鉄火場に立つことはないだろう。
また、彼の望みはマスターの生涯を綴ることなので、聖板に対する強い願いはない。強いて言うなら受肉くらいか。
■マスターとの関係
マスターは強い因果を背負っており、その点において絶好の観察対象である。
また、マスターの人格は信頼しており、協力を惜しまない。
■イラスト、小説の二次創作使用
自由