【業深き絢爛の王】ミダス
「グリード」と呼ばれる者・長谷琉斗のサーヴァント。質素な身なりながら何処か気品を帯びる初老の男。
■人物像
一人称:吾輩 二人称:お主 マスター:従者
「何故だ?
あんなに反省したのに、どーして吾輩はあの呪いを重ねがけされておるのだ?!!」
「性格を自己分析する、というのも奇妙な感覚ではあるが……まぁ、良かろう。
最近はもうキンキラキンが苦手になってしまったが、昔は派手好きで、快楽主義などと呼ぶ輩もおった。
……あー、ついつい口を滑らせて余計な面倒を生む事は多いな。
その所為で散々な目に遭ってきたが、吾輩もキチンと悔い改め、真っ当に生きる事が出来たのだ。
――とは言え、己に正直な性分はなかなか治らぬものよ。
何? 何故そんなに軽装なのかだと……? 決まっておろう、うっかり手で触れて身動きが取れなくなったら困るからだ!」
■戦闘スタイルと聖板戦争における方針
「たっ、たた戦うだと?! 吾輩にそんな力があると思うか? そんなもの、あの従者に任せておけばよいわ!
――しかしこの「手」……使いようによっては、敵の宝具とやらを只の金塊に変えてしまう事は出来まいか?
どこまで通用するか分からんが、試す価値は無くはない筈だな、うむ。
……そう言えば吾輩の呪いは神から受けしもの、恐らくだが神性を持つものには効かぬと言う事も考えられる。
それと方針とな? ……特に聞いておらぬなぁ。
必要とあらばあのマスターとか言う従者と共に動き、後は拠点にて待機である。
それにしても、願望器……か。吾輩のこれまでの所業、帳消しに出来ぬかのぅ?」
■マスターとの関係
「従者として過不足はないな。それと、不思議と親近感を感じてしまう。
……しかし吾輩を扱き使ってガラクタから純金を作らせ、小遣い稼ぎしておる様はみみっちくてのぅ……そこは不満じゃ」
■イラスト、小説の二次創作使用
「どんどん使ってください、との事だ。苦しゅうないぞ。
……あー、特に関係ないが、吾輩への悪口は良ーーーーく聴こえるのだっ。心しておくがよい」
「……正直、お主が『女子の等身大黄金像希望』などと言い出さなくてホッとしておるぞ、吾輩は」
「人は後悔し、反省し、変わる事が出来るのだ。
――しかし往々にして、それに思い至るのは取り返しのつかない事をしでかした後なのだがな」