【蛮勇の大豪傑】素戔嗚尊
マスター不明のサーヴァント。大きく欠けた太刀を携えた、巨漢の剣豪。
かつてのように思い切り暴れてやろうと『第一次聖板戦争』で名乗りを挙げた……まではよかったが、なに分彼はツキがなかった。
自分の力を振るおうにもそれに相応しい相手を見つける事は叶わず(行く前には既に片付いていた模様)、
まさかの両親が参戦していたため事を荒立てる訳にもいかず、戦を傍観するのみに終わった。
ついでに自分を召喚したナントカというマスターは彼を維持できず、開始早々に魔力切れを起こして野垂れ死んでました。合掌。
無戦無勝で戦争を終えた後はなんやかんやで英霊の座に留まり、聖板に纏わる数々の戦いを観測してきたが、
そことは異なる次元で開かれるという新たな『聖板戦争』の存在を知る。
その中でうっすらと聞こえた「大極点」なる言葉――それが具体的に何を意味するのかまでは分からなかったものの、
只事ではないという直感から、彼は動き出すのを決意した。
既に戦地に居る英霊の中には、ある意味会ってはならない内のひとりの姿も見えたが、最早形振り構ってはいられなかった。
「……で、どいつが俺様のマスターなんだ?」
――そもそも誰に召喚されるかも分からない身、今回こそ出番はあるのだろうか。
■人物像
一人称:俺(調子に乗ると俺様) 二人称:お前、貴様
「いいだろう。その力、この俺様へ存分に振るってみせろ。ただ……
貴様の前に立っている存在が何か、それに喧嘩を売るのが何を意味しているか――忘れてはいないか?」
豪快でざっくばらんとした気性。破天荒さゆえのアイデアマンという一面も持ち、文化的教養も深い。
闘いたいから闘い、行きたいから行き、邪魔なものがあれば遠慮なく叩き潰す、
良く言って気ままで裏表が無い、普通に言って我儘で短絡的。とかく傍迷惑。
だが過度の暴挙には手痛いしっぺ返しが来る事は、過去の経験から重々理解している模様。そのため身内相手だと急に縮こまる。
■戦闘スタイルと聖板戦争における方針
勝つため、我を通すためなら割と手段を選ばないが、しっかり筋目は通す。
性格的に波長の合う相手の場合には策を弄さず、真っ向勝負を挑む事を好む。
従来は神であるところをサーヴァントとして扱われているため大幅に弱体化しているが、それでも機転と戦闘技術は一級品。
もしマスターが見つかった場合、マスターとの連携は吝かではないものの、顕現するだけで魔力をバカ喰いするため、
普段は小聖板からマスターを導き、ここぞという時にのみ姿を現すつもりでいる。
望みはあくまで戦う事のみ。聖板にかける願いはない。
■マスターとの関係
今はなし。彼を使いこなす存在は現れるのだろうか?
■イラスト、小説の二次創作使用
どんどん使ってやってください。
「も、もう昔のアレは若さ故の過ちっつーか、とっくに懲りたっつってんでしょーがよ?!
だからまたそんな汚物を見るような目で俺を睨まないでくれって、なぁ……」
「この世がどう移ろおうが、知った事じゃない。人の子らが滅びに向かうのもまた然りだ。
――しかし、俺には黙って見過ごせない理由があるんだ。
俺の親が創り、俺の子が豊かにしたこの大地……下らん騒ぎで壊されてたまるか!!」