「―――『復讐』だよ。
己(オレ)は、今こうして自分が存在していることを一秒だって許容できない。」
―――こんなはずでなかったと、母は嘆いた。
―――どうして生まれてきたのだと、父は問うた。
訳のわからぬままこの世に生まれ出て、
道理がわかった頃には、生きる資格などなかった。
母殺し。生まれ出ると同時に犯した罪は、成る程、死に値する罪科だった。
結果はひどく単純で、理解できたのはたった一つの揺ぎない答え。
そう、つまり―――己(オレ)は、この世に生を受けるべきではなかったのだ。
■人物像
一人称:己(オレ) 二人称:そなた
< 人物 >
影のある表情が特徴的な、長髪の美青年。
尊大だが、自虐的かつ悲観的と非常にひねくれた性格をしている。
過去の経緯から自身をひどく憎んでいるが、それは彼の根が真面目であり、自身の非を決して他者に押し付けない性質によるものである。
■戦闘スタイルと聖板戦争における方針
<方針・目的>
自身の悲願である『自分という存在の抹消』の実現のため、非常に好戦的である。
<戦闘に関して>
自虐的であるため、自身の身を省みることなく戦闘を行う。
ただし、自身の目的のためには計算高く行動することが可能であるため、勝ち残るためなら冷静に退却することも選択肢に入る。
<性格的相性に関して>
目的のためなら、互いの方針には不干渉を貫く腹づもりであるため、組む相手は選ばない。
ただし、根が真面目で『悪』を嫌っているため、潜在的には他者を顧みない相手との相性は悪い。
■マスターとの関係
陽介が自身の願いを気にかけていることには気づいているものの、折れるつもりはない。
陽介自身は空回りばかりだと思い込んでいるようだが、多くの人々を助ける、多くの人々の笑顔と関わることで、自身が死んだ後のこの世界を少しずつ愛し始めている。
■台詞
「そなたごときが相手になると?ならば、食らってみるか?『神殺しの炎』を」
「そうか。それが、そなたの答えか。―――陽介」
■イラスト、小説の二次創作使用
ご自由にどうぞ。